投資銀行病と働かないおじさん

2023/04/01

投資

 

マルクスの資本論的な世界観では、資本家が労働者を搾取する側のはずですが、現代においては資本家も搾取される側の対象であり、その原因となっているのは投資銀行と働かないおじさんです。


言い方を変えると、投資家が資本家サイドになるつもりで投資したはずが爆損街道を歩んでいるのは、投資銀行にカモられたり、働かないおじさん(含おばさん)に株主資本を搾取されているのです。


そう、現代の資本主義社会における搾取の食物連鎖の頂点には、働かないおじさんが君臨しているのです。


責任の重い役職は避けつつも、若手よりは高い給与を維持しながら、趣味や老後に向けた資産形成のために投資や副業を行い、場合よっては勢い余ってちゃっかりFIREしちゃったりするおじさん。


家庭に居場所がないか、こどおじの可能性が高そうなおじさん。


投資銀行も居場所がないという意味では似たようなもんですが、私利私欲のためにしぶとく会社を搾取し投資で資産形成に励むおじさんおばさんこそが、資本主義の高みに上り詰めて行くのかもしれません。

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