異教徒としてのオマハ

2023/05/07

書評

 

バークシャーの株主総会は、ある種のメガチャーチであり、良い捉え方をすれば布教活動が成功していると言え、見方を変えれば純然たる社会問題でもあります。


投資関連の書籍ではありませんが、『アメリカの教会~「キリスト教国家」の歴史と本質』(光文社新書) は、日本人が米国を理解する上で非常に有用な本だと思います。


米国など一神教文化圏での長期滞在や駐在経験のある方には、既知の内容或いは少し物足りない書籍かもしれませんが、米国に投資をする上での教養として目を通すには非常に良い気がします。


当ブログは常に「水」を差す側のスタンスですが、水を差したところで真に「空気」を変えることはできません。


バフェット氏だけではなく、トランプ氏から統一教会まで、キリスト教という尺度で米国を考えてみると何か腑に落ちることがあるかもしれません。

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