６００００

特に節目の数字に意味がある訳ではありませんが、円建てSPY【1557】が60,000円の大台に乗りました。

指数そのものでもなければ、円建て換算ということもあり、あまり注目されているものではありませんが、2011年の3月に東証に登場した際に10,000円スタートした頃はちょうど日経平均も10,000円ほどでした。

現在、日経平均が32,000円台なのと比べると、それなりに差がつきました。

この12年程を切り取った比較に過ぎませんので、単純比較はできませんが、黙って指数連動商品を握っていれば、何もしていなくても6倍（日経平均ですら3倍）にはなっていたのです。

もちろん切り取る期間次第では、12年間で横ばいなんてことも起こり得るため、株式にとっては非常に恵まれた期間だったのかもしれません。

とはいえ指数連動商品ですらこの程度のパフォーマンスは出せるのです。

「況んや個別株をや」と言いたいところではありますが、当たりの銘柄を引いていたりコロナショックを回避したり良いタイミングでレバレッジを駆使するなど、それなりに尖った成果がなければ、アウトパフォームは難しい相場だったかもしれません。

簡単な相場ほど、かえって玄人には難しくなるなんてこともあるのが相場の難しさでもあり、逆に素人にもチャンスがある世界だということです。