今週のバロンズはディズニーネタやアーク社のキャシー・ウッド氏のインタビューなど香ばしい話題が多いですが、一言で片付けるのであれば半導体です。
半導体戦争はその国の趨勢を左右してきましたし、それは今後もしばらくは変わることはないでしょう。
戦争の勝者は莫大な恩恵を受ける一方で、常に勝者の側になれるとは限りませんし、それは米国も変わりません。
どんなに優位な立場にあっても勝てないときはありますし、負ければ多くを失います。
日本もかつては半導体で覇権を取るかの勢いでしたが、今や平均賃金すら台湾、韓国以下になりました。
それが半導体敗戦の怖さです。
いつまでも自動車産業に縋っているとビッグモーターみたいなのが出てきますし、その自動車産業も半導体無しには成り立たない業界になってしまって久しいです。
昨今は台湾華僑のターンでしたが次はどこに向かうのか。
バイデン氏が宣言したように、半導体競争で米国以外の国に賭けることは決して良い考えではないのは事実ですが、米国も絶対に安泰とは言い切れません。
だから半導体「戦争」なのでしょう。