今年は年初から「債券の年」として、2022年からの悪い流れを引き継ぎ債券が輝く年だという見立てがありました。
10月も半ばに差し掛かりましたが、当初の見立てを崩さないままのファンドはかなり苦しい思いをしているようです。
変わり身の早さも能力のうちですが、プロとして債券を扱っている方は運用する額もそれ相応でしょうから、そんな簡単には動けないという事情もあるかと思います。
やはりそれを思うと個人投資家は気楽な身分です。
その一方で、恨み節のようにハードランディングを主張している債券屋は遠吠えのようにも聞こえますが、彼らにもリベンジの機会はいずれ巡ってくる訳です。
市場は落ちるときは割と一瞬ですので年末までまだ分かりませんが、たとえ年単位でのパフォーマンスが冴えなくても挽回できる機会が他の年に巡ってくるのが長期投資家の強みです。
仮に今が劣勢でも胆力次第では他の年に大幅にアウトパフォームできるチャンスが巡ってきます。
ただそれは方針がブレず諦めなかった方にのみ巡って来るチャンスですが。