よく節約を推奨する記事なんかでラテマネーなどの浪費体質を指摘する内容のものがありますが、個人の蓄財や資産形成という側面においては正しくても、その消費が国の経済を回す原動力であるという面では間違いであるかもしれません。
それを如実に反映しているのが、景気後退が見込まれる中でもしぶとく個人消費が社会を支えている今の米国経済です。
インフレに苦しみながらもなお自分へのご褒美は惜しまない、それこそが消費社会的な資本主義の姿です。
おそらく当ブログの読者層は無駄な出費はせず、自分へのご褒美はその資金で株式を買い増ししたり、新しい投資アプローチの実験資金なんかに回してしまっているのかもしれませんが、趣味としての資産運用であればそれもある種の消費なのかもしれません。
と投資家を持ち上げたところで、本当に必要なところで消費をしなければ景気は悪くなるものです。
使用先は厳選しても(むしろ厳選した方が良いと思います)しっかりと投資にも消費にもお金を回すのが「非常に健全」な行動です。