株式投資をしていると、株式が紙屑になる瞬間に立ち会うことがあるかもしれません。
紙屑といっても電子化された昨今は紙屑すら残りませんが、それでも失うものはそれだけです。
当たり前のように感じる株主の有限責任は、それ自体が投資家保護であり、経営者や一部の信用取引やデリバティブ関連商品のような無限責任を負うことはないのです。
投資は全てが成功するわけではありませんし失敗はつきものです。
むしろ名投資家と呼ばれるような人ほど、輝かしい成功の陰には幾多もの失敗をしていたりするものです。
それでも成功を掴み取るのは、失敗を乗り越えるだけのチャンスを逃さなかったからでしょう。
チャンスに打席に立つことができるのは、単なる運で掴み取ることもあるのかもしれませんが、それに備えていたものに転がり込む方が確率的には高いのです。
実力以上に違いの分かる投資家に、昔のコーヒーのCMのような何かが必要なのかもしれません。