投資家が銘柄を分散するように、企業もまた株主を分散しておきたいというのが公開会社のセオリーのようです。
所有と経営が完全に一致しているのであれば、何も上場している必要はないのかもしれませんし、外部の意見を気にする必要もないでしょう。
ただ、そうではない環境に身を置くからこそ得られる利益や信用、手段といったものも多くあるのです。
バークシャーは永久保有を謳いつつ、極々一部の銘柄を除くと結構入れ替えますので警戒されるのは無理もありません。
むしろアクティブファンドとはそうあって然るべきでしょう。
投資家と企業経営者は利害が一致する部分も多くある一方で、究極的には別の生き物です。
もちろん一体化したやり方というのもあるのだと思いますが、それでもなおどちらかの立場に立った判断を迫られることもあるのだと思います。
当ブログの読者の方は、どの立場の人生を歩んでいるのでしょうか。