ドイツ銀行が2年前のリセッション入り予測を撤回したそうです。
まぁ22年は下落相場の最中でしたので、同業他社も含め似たような論調が多数派でしたが、23年にリセッションは到来せず凄く外した感が漂っておりました。
もともと相場の予想などその程度のものですからそんなに真に受ける必要はありませんが、こういった手のひら返しが雪崩を打って始まった場合は逆に注意が必要です。
所詮は人気投票の下らない相場の世界において、群集心理は多くの場合衆愚の方に進んで行きます。
これは投資銀行やヘッジファンドがどんなに頭脳や叡智を結集したところで変わることはありません。
LTCMの例を出すまでもなく、人間のやることには限界があるのです。
それでも、人知の及ばない世界で自らの考えを試し挑むことができるのも、市場の魅力でもあります。
予想の当たり外れは重要ではなく、それでいかに儲けるか或いは資産を守るかの方が多くの投資家にとっては重要です。
