「解散と公定歩合については嘘をついて良い」という定説は、今ではあまり使われなくなった(というより公定歩合が役目を終えたため)古い時代の格言のようにも映りますが、日本社会の構造が変わらない限り大きな影響力を有しております。
日銀がしっかりと仕事をしたところで政府がしっかりと動けなければ、その努力も水の泡となります。
アベノミクスと黒田日銀時代の評価はともかくとして、結局は第三の矢が飛ばなかったように、世の中そこまで上手くは行かないものです。
逆に中央銀行がしくじることもありますし、パターンは色々です。
そう考えると個人投資家界隈は本当に気楽な身分です。
他人の責任は取らず個人の利益を追求していれば良いのですから。
もちろん他人の資産を預かるとなれば話は別ですが、大きな権限を持つ者には責任が伴うのです。
国家を運営していく上で権力と金を一部の者に集中させてはならないというのは、先人達が培って来た知恵ですが、それを守れないからこそ腐敗するのです。
人生において何を選びますか?