勝負師の顔

2024/04/09

投資

 

まだまだ本当に難しい局面はこれからなのかもしれませんが、就任1年で前総裁が実施してきた大規模緩和から着実に軌道修正して来ました。


YCCの廃止やETF買いの停止など、政策の変更で市場が大きく崩れる可能性が指摘されていたような変更も難なくこなし、17年ぶりの利上げという、本来であればそれが中央銀行の役割のような気もしますが、マイナス金利の解除にこぎつけました。


植田総裁の判断もさることながら、市場環境にも恵まれた1年だったのかもしれません。


ただ、チャンスが訪れたときに動けるかどうかは非常に重要であり、勝負に出られる決断力は必要です。


投資はギャンブルではないという方もいらっしゃるかと思いますが、究極的には決断の半丁博打の要素を完全に取り除くことはできません。


それは何も投資家だけではなく金融当局側も同様です。


人が織り成す活動ゆえに結局経済は生き物ということなのでしょう。

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