クレカVS中央銀行

2024/04/06

投資

 

デジタルドル的な話で必ず話題に上がる既存の決済システムとの対立ですが、この話を突き詰め始めると基軸通貨と新興国との対立や暗号資産やかつてメタが発行しようとしたリブラに至るまであらゆるテーマに波及して行くため正直触りづらいというのが本音です。


それでもクレジットカード会社というのは世界で電子決済のみかじめ料を牛耳るグローバル企業の典型と言って良いでしょうし、ビザ【V】やマスターカード【MA】をはじめ決済代行やブロック【SQ】等の新興企業も含めれば米国のフィンテック企業の原動力になっていると言っても過言ではないでしょう。


そういった米国にとっての利権としての米企業を簡単に政府は見捨てるでしょうか。


もちろん独禁法に抵触し国内で悪さをしていれば容赦ないのが米政府ですが、海外への事業展開や外国企業の脅威に対して手段を選ばず介入してくるのもまた米政府です。


中央銀行のデジタル通貨はある種のパラダイムシフトが引き起こされる可能性が以上一筋縄には行きませんが、このテーマはどの立場にとっても面白いテーマであり投資妙味があります。


中央銀行、カード会社、新興決済企業あるいは暗号資産、賭ける先は様々です。

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