マフィア映画な投資

2025/03/02

書評

 

ワシントンポスト紙が社説で批判するまでもなく、トランプ氏はファミリーでビジネスを動かしており、そのエコシステムを分かりやすく描いてくれているのがマフィア映画でありゴッドファーザーなのです。


政権内部にはペイパルマフィアたちが巣食っていますし、今の政権はそういった勢力にとって都合が良いのです。


リベラリズムと保守主義、理想主義とリアリズム、そういった単純な対比の構図に落とし込める話ではありませんが、友敵関係(Freund-Feind Verhältnis)がそこには確かに存在します。


空港から降り立って久々に眺める街並みの変容に驚きを感じながらも、どこか懐かしさを残した一角に再び出会えた時に、思い出以上に自らの歩みを肯定できる時間を送ることができたか。


一時的な金融資産の多寡よりも、そういった感性の方が大きな資産となっていることの方が往々にしてあることでしょう。


ロシアウクライナ関係を読み解くには、国際情勢や金融市場に精通するよりも、ゴッドファーザー仁義なき戦いを観た方がより理解が深まる瞬間があるということです。

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