右肩上がりの物語

2019/06/06

投資



SPDRマンです。

米国株投資家には有名な、ジェレミー・シーゲル氏のグラフを貼ってみました!

いつ見ても美しいグラフです笑

株式(現物)>債券(長短国債)>コモディティ(金)>通貨(ドル)という、
長期保有の際の序列が綺麗に示されています。

このグラフの傾向がこのままずっと続くように考えることは自然な考え方だと思います。

ただ、このグラフがこのまま続くかという保証はどこにもありません。
それは紛れも無い事実です。

このブログに目を通す多くの方は、ポートフォリオにおいて株式の割合が多いはずです。
個別株投資にしてもインデックス投資にしても、いずれの場合においても、
株式の優位性に賭けているということになります。

市場経済に資本を投じる以上は、その運命を見えざる手に委ねることになります。
つまりは、右肩上がりの物語を信仰するのです。

株式投資に興ずる方は、合理主義者な方が多く、無神論者または、
有用である限りにおいて宗教を受け入れる(政治的に左という意味では無い)
リベラルな方が、多いかと思います。

バフェット氏も自らを不可知論者という主張をされていたかと思いますが、
株式投資において楽観的な立場を貫くということは、
成長する社会に賭け続けるという一つの信仰です。

株式投資は巨大なゲームであると同時に、宗教であるとも言えるのではないでしょうか。


【追記】2019.07

個別株の投資は行っておりませんが、ジェレミー・シーゲル氏の
『株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす』からは
多大な影響を受けていることには間違いありません。シーゲル氏の
指摘するところで重要なのは個別株の中身もさることながら、
アセットロケーションへの言及の方が重要ではないかと感じております。
特に添付させていただいているグラフに関しては、現金ではなく株で
資産を持つことの重要性を認識させられます。このグラフを拝見して
感じるのは金の価格が金本位制が崩れた後もやはり基準であるということです。
【GLD】SPDRゴールドシェアの記事も用意はしてあるのですが、
金価格が上昇している局面で煽るように掲載したくないので、
相場が落ち着いてから改めて言及したいと考えております。

また文書後半の宗教としての資本主義というのはもろにマルクスの言及です。
どうしても投資家の方々からはマルクスは忌避されがちですが、
労働賃金や価格価値体系の基礎はやはりマルクスの考え方が未だに
影響力を持っておりますので、いずれは投資家向けの解説記事も
書きたいと考えております。


にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
押して頂けると大変励みになります

QooQ