【LSE】ロンドンは国際金融センターの地位を維持できるのか

2020/01/22

投資


ロンドン証取のリフィニティブ買収、欧州当局判断は夏ごろ=取締役
(出典:ロイター 2020年1月22日 / 11:02)

SPDRマンです。

以前にロイターとリフィニティブの関係を取り上げたことがありましたが、
この話には実は続きがあり、本日少しだけ動きがありました。

参照:言いたい事も言えないこんな世の中は(週間報告2019/12/15)

一応簡単に説明すると、
イギリスの通信社だったロイターがカナダのメディアコングロマリットである
トムソンに買収され、トムソン・ロイター【TRI】となり、
その後ファイナンシャル&リスク部門が分割され、
ブラックストーン【BX】に実質買収されて、出来たのがリフィニティブです。

そのリフィニティブに関してですが、
昨年の8月にロンドン証券取引所グループ【LSE】が買収に乗り出しました。

ロンドン証券取引所グループ(LSEG)によるリフィニティブの買収提案について
(出典:リフィニティブ 2019年8月2日)

イギリス→カナダ→アメリカと旧英領諸国を渡り歩いて来た
旧ロイターのファイナンシャル&リスク部門でしたが、当局の判断次第では、
とうとうロンドンに凱旋することになるかもしれません。

その当局の判断が今年の夏ごろになるとのことです。
ちなみにロンドン証券取引所グループの株価はここ数年非常に良いパフォーマンスでした。



【ICE】、【NDAQ】、【CME】などの他の取引所関連の株も、
リーマン・ショック後は右肩上がりでした。
(今後はどうなるかわかりませんが)

一方で、日本取引所グループ【8697】の株価は…まぁ悪くはないと思います…



当ブログは個別株ではなくETFや投信を推奨するブログではありますが、
取引の胴元である取引所の株価の推移を追ってみると、もしかしたら
世界の景気を判断する上では良い先行指標として機能するかもしれないと感じました。
(投資先としてもすごく魅力的ですね)

経済情報・報道と取引所が一体化して行くことで新たなイノベーションは生まれるのか、
その行方を見守るSPDRマンでした。

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投資家にとって良い方向に向かうと良いですね!

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