「勝ち組」銘柄はボラティリティが高い

2020/11/20

投資


投資は山あり谷ありの世界ですが、綺麗な右肩上がりをついつい望んでしまうものです。

確かにごく一握りの銘柄に関しては、本当に綺麗な右肩上がりの成長をする銘柄が存在しますが、そういった銘柄の多くは中小型株時代に先見性のある投資家やファンドに支えられて成長したものが多く、大型化すると今まで通りの動きとは行かなくなります。

しかしその一方で大型化しても市場を牽引し続ける大化けした銘柄というのも存在します。ここ10年ほどではGAFAMなどがその典型です。

今でこそ振り返ればほぼどの地点で購入しても上昇していると後付けで説明することができますが、残念ながら多くの投資家がポジション調整なども含めると純粋にホールドし続けて来れた方は非常に少ないはずです。

どんなに優良な銘柄であっても下落局面を回避することはできず、期待先行で割高に上昇しているグロース株ほど下げはキツくなりがちです。

その一方で、少し言い方を変えると大幅な下落に見舞われる銘柄は大きな上昇の潜在性があるということです。

ただし見誤ってはいけないのは、その下落が業績に関係なく売られている場合に大幅上昇のチャンスがあるのであって、実績が伴わなければ本当の単なる下落となります。

決算だけが企業価値を表す尺度ではありませんが、最低限のことは知っておいた方が良いことは確かです。(一部の投資家は勘で動いている方がパフォーマンスが良い方もいます)

市場を牽引する程の優良銘柄を引き当てられており、ポートフォリオにそれなりの割合で入っていないとアウトパフォームは難しいです。(だから無駄にインデックス系商品は強いのです)

無理をせずインデックス系の商品や比較的長期で保有しやすいディフェンシブな銘柄で相場の流れを掴みつつ、「勝ち組」銘柄でアルファを取りに行くのもアクティブに動けるのであれば悪くはない戦略だと思います。

「勝ち組」銘柄は暴れ馬ですので、その扱いには本当に注意が必要です。

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