明るい見通しとは裏腹に景気の回復を感じない

2020/11/19

投資


市場は常に先を見越して動いているようですが、少々見通しが甘いような気がしてなりません。

今現在、自分自身の身の回りから見える景況感はハッキリ言って全然良くありません。

もちろん、コロナ禍の中業績を伸ばしている企業も多数存在しているので、頭の中では理解してはいるつもりですが、客足の戻らない飲食店や観光業界、売り上げの急激な減少に伴う従業員の収入の減少、雇用環境の急速な悪化と就職市場の冷え込みにリストラの足音、中央省庁や地方自治体から聞こえてくる予算の数字は非常に厳しく、非常に先が見通しづらい状況です。

そのような状況でも、ようやく連騰は止まりましたが株価は力強く上昇しております。

先を見越して市場は動いているのか、それとも景気が折れないように無理矢理上げているのか、真相は現時点では分かりませんし、将来振り返ってみて後からわかることだと思います。

これから日本国内では再び感染者数の増加が見込まれております。

厳しい状況のときに投じる資金ほど、その価値は高くなる可能性が高いことは事実です。

その一方で、多少無理をしてまでも資金を追加で投じるべきタイミングであるかと問われると、判断に迷います。

リスクを取ることができる者にはそれ相応の報いがあるのが投資の世界です。

厳しい環境に置かれているときこそリスクを取るべきですし、逆に余裕があるときは少し身構えておいた方が後々更に大きなチャンスが巡ってくるかもしれません。

次どういう行動に出るかは、ご自身のポートフォリオと相談です。

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