年末の閑散相場のはずが日経爆上げ

2020/12/29

投資


今年も大納会へ向けて静かな取引で終わりを迎えようとしているのかと思いきや、本日の東京時間は全く逆で、機関の介入が入ったのかと思われるほどの大幅上昇となりました。

他のアジア株がそこまで上昇していないのを見ると、日本のホリデーシーズンを狙った海外の機関投資家の仕業のような感じがしますが、実際のところは果たしてどうなのでしょうか。

前日のNY時間は大型株中心に大きく買われた一方で小型株が崩れている印象でしたが、東京時間は日経平均の値嵩株の上昇率が高いのに加えマザーズ市場の銘柄も上がっていたので少し様子が違う感じでした。

取引のカウントとしては2021年分の取引が既に始まっているとのことですが、幸先の良い滑り出しですね!

今年はコロナショックがあった関係で日経平均の1,000円前後の上昇下落が珍しく感じられなくなってしまいましたが、平時に700円を超える上昇は普通にすごいことだと思います。(もちろん日経平均が高くなるほど、同じ上昇幅でも上昇率は小さくなりますのでそのうち慣れて来てしまうかもしれません)

値嵩株は単価が本当に高くなってしまい個人投資家が気軽に投資するにはハードルが高くなってしまいましたが、パフォーマンスが高い銘柄が多いのも値嵩株です。(この辺りの隙を突くのが機関投資家は基本的に上手いです)

その一方で、個人投資家には根強い人気がある高配当銘柄のJTは、この上昇相場にも関わらず、権利落ちで見事に逆行しておりました。

個別株の投資スタイルは人それぞれですので、あまり口出しをするつもりはありませんが、個人投資家の人気投資先を手玉に取って儲けている機関投資家が一定数いることはぜひ知っておいて欲しいです。

値嵩株を間接的に少額から保有できるインデックス系の商品の強さはこういった些細なところにも現れます。

大勝ちはできませんが、判断が難しいときは一時的に市場平均に頼るのも割と悪くはない手段なのではないでしょうか。

市場の爆上げに乗れていないと感じたら、安易な手法に頼るのもまた人生です。

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