後出しじゃんけんという響きにあまり良い印象はありませんが、それでも結果を出したり勝たなくてはならない瞬間というのがあります。
投資家も究極的には何もしなかった時よりも資産を増やすあるいは守らなければならないという意味においては、手段を選んでいられないという事情もあるのかもしれません。
それは機関投資家も同様であり、他人の資産を預かるという意味においては、個人投資家以上に責任を持って資産を守らなければならないということもあるのでしょう。
その一方で、結果を出す機関投資家やヘッジファンドというものは、そういった枠をある種乗り越えなければなりません。
そこに価値があるのであり、プロは結果が全てです。
その意味においては、個人で自分の身銭で運用しているということはなんと気楽なことでしょうか。
身銭を切ることの重みというものもありますが、責任という意味においては身銭は所詮自分ごとだけの世界です。
それをどう思うかもまた個々人の価値観の問題なのかもしれません。