昨年はコロナショックの影響でヘッジファンドもかなり明暗が別れていたようですが、冴えないところは淘汰された一方で生き残ったファンドはウハウハなようです。
コロナ禍という非常に特殊な状況下において、物言う株主(アクティビスト)も企業への経営改革要求は総じて手控える傾向だったそうです。
確かに多くの企業がダメージを受ける中で、ハゲタカっぷりを見せつけると流石にファンドのイメージ戦略的にも相当なマイナスなのはわかる気がします。
ただ、結果として生き残ったファンドの多くは昨年後半の株高の恩恵を受けてパフォーマンスが絶好調で、特にケチをつける必要がなかっただけなのかも知れません。
グロース株であろうとヘッジファンドが扱える規模の中小型株であろうと、はたまたビットコインであろうと、ヘッジファンドがベンチマークとして対峙するS&P500指数やナスダック総合指数を大きくアウトパフォームできる銘柄や投資商品が溢れておりました。
投資のプロだからこその苦労というものをヘッジファンド関連の記事からは感じることは多々ありますが、本当は好調な時ほど口数少なめに黙っていた方が運用には望ましいのかも知れません。
人知れず爆益を掴んだ際は「沈黙は金」が良いみたいです。